27 Aug 2016
日常でよくつかうことば「じゅうぶん」、これって実は2つ漢字が存在することをご存知ですか?それがこちらの「十分」と「充分」!
私、恥ずかしながら「充分」っていう漢字を今の今まで知らず!!使ったことが人生で1度もありません(;´Д`)ということは・・使い分けなどせず、ずーっと「十分」という漢字を使用してきたわけです。三十数年生きてきて日本人なのに知らないって全く恥ずかしいお話です・・。
今回はこのあまり知られていない(私も知らなかった)二つの漢字の違いと、どういう風に使い分けたらいいのか二つの漢字を比較して調べてみました!
まずは、十分と充分の何が違うのかを見ていきましょう!
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十分と充分の違いって何?
十分と充分の違いは大きく分けて3つです!
- ①十分(数えられる)充分(数えられない)
- ②十分(数値でいう100%)充分(気持ち的な100%)
- ③十分(人から見た感じ)充分(自分から見た感じ)
こうしてみると一目瞭然ですね!「十分」って数えられるものを表して、感情は入っていなくて、客観的に見た感じ、といったところでしょうか。それと比べて「充分」は感情が入って気持ち的なものが大きい時に使うような漢字ですよね!
全部まるごと「十分」と書くのはやはり間違いなのかも・・。しかし!安心してください!現在、基本的には「十分」という漢字が主流になっている世の中、どっちか迷ったら「十分」を選択すればいいそうです。
よかった~!そもそも、ほんとうに「充分」という言葉が広く一般的に使われていれば学校でも習いますもんね。昔はこの2つの漢字、全く別の意味だったようです。「充分」という漢字には「職責を果たす」などという意味がありました。それが長い年月で変化して、上のような意味になっていきました。何故?不思議ですよね・・年月で意味も変わっちゃう日本語って恐ろしい!
それでは、次に実際の使い分けについてまとめてみました!
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どういう風に使い分けるの?
違いを前に書いていますので、ここは簡単に例文などをご紹介したいと思います。
まず「十分」ですが、「感情がはいらずに数字的な要素」の意味なので無機質です。
「十分」の例文
- 例文① 今年の収穫量は目標を十分に満たしたようだ。
- 例文② この広さには十分な数を用意されている。
とまぁこんな感じです。感情が入らないよう一苦労です(~_~;)収穫量、数など、数量的な数値としてカウントできる例文に正しく使うのがこの「十分」です。
「充分」の例文
- 例文① 明日のテストに向けて、もう充分に勉強した。
- 例文② おなかいっぱい、もう充分。
数えられませんよね!勉強の量も、おなかに入っている食べ物の量もカウントはできません。カウントできない気持ち的なものを表す文章にはこの「充分」を用います。
こんな感じです。数えられるか数えられないか、気持ちが入るか入らないかの違いで使い分けをすると考えるとすんなり使えると思います。
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まとめ
「十分」と「充分」の違い、わかっていただけましたか?私もよくわかりました。使用するかといえば、うーん、どうなのでしょう。問題なければこのまますべての「じゅうぶん」を「十分」で通してしまうかも・・。
でも、「十分」が主流になっている今逆にこの「充分」って何?と聞かれる可能性も大!でも違いや意味を知っているとその人に教えてあげられるし、「おぉ~!」って感心されるかもしれません!そして「充分」という漢字が出てきても、これはこういう意味なんだよねって理解できてうれしいですよね!
日本語はとってもややこしいですが、意味を正しく知っていくことでまた面白い発見もあると思いますよ(^^♪文字を漢字に変換する時などパソコンは選択する漢字の意味まで乗っけてくれていますよね。じっと見てみるのも勉強になっていいかもしれません!
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